2009年11月11日(水) |
Vol.39 |
前回から引き続き多気郡野球連盟秋季大会の模様です。
一回戦に勝利し準決勝の相手はバイパースさん。
松阪支部の強豪スクラッチさんのメンバーが大半を占める難敵だ。
試合はスナイパーズの先攻。
その初回、1番チーム1の俊足、酒に飲まれる男M岡クンが見事な空振り三振かと思いきや、キャッチャーがボールをそらす間に一塁に達し振り逃げが成立。
無死一塁と願ってもないランナーが出た。そしてすかさず盗塁成功。さらに余程足に自信があるのか三塁盗塁も成功!
ここで一つ!軟式草野球においては二塁盗塁はかなりの確率で成功するね。というよりアウトになる場面ってのはあまり見かけない。
恐らくウチの正捕手M田クンでも阻止率は10回に一度か二度、刺せればいい方ではないだろうか?
それだけ走者の方が有利なのだ。
足に自信がなくてもスタートが良ければ楽々セーフだ。少し足のあるランナーならばスタートが遅れても大丈夫だ。
盗塁で次の塁に進める事は非常に戦略的に大きい。
来年度からは盗塁に対する意識改革にも着手する必要があるね。
ただし、これはあくまでも予選レベルでの話だ。やはり県大会や上の大会になると相手チームも対応してくるだろう。
何でもかんでもではなく、試合前の練習時から相手の事をしっかりと観察し自分で判断する事が一番大切だ。
チーム名で判断するのではなく、実際に自分の目で見て相手の力量を計って欲しい。
チーム名や肩書きで判断しているようでは試合前に負けだ。その辺りも精神的な事だが、試合前の気持ちの持ち方は大きく試合に影響する。
試合前から試合は始まっているって事だね!
さて、話はそれたが無死三塁の先制機に本日やっと本来のスイングが出始めてきたN田クン。
またまた出ました!
目の覚めるようなライナーのライト前タイムリーヒット!!
待望の先取点だ!
尚もバントでランナーを進め中軸に回ったがあと一本が出ず攻撃終了。
とにかくどうしても欲しかった先取点が初回に最高の形で入った。
しかも1、2番の2人で一点をとった。
まさしく中日ドラゴンズ、
「アライバ」ならぬ
「モリナカ」コンビといった所か?
若干、大きく言い過ぎかな?
この「モリナカ」コンビをスナイパーズ名物にしていって欲しいものだね!
さあ、1対0としたスナイパーズ、先発は春季大会でもバイパース戦で1失点完投しているが、故障明けで少々不安の残るエースN出クン。
一回戦に続いての連投となるが、一回戦は点差が開いてからはベンチに下がった為、余力は十分。
その初回のピッチングは、やはり強豪を意識してしまい3四球を与える不安定な立ち上がり。しかし何とか後続を抑え無失点に切り抜ける。
結果的にこの初回の攻防が試合を大きく分ける事になろうとはこの時は誰も想像しなかっただろうね。
その後、相手投手さんもさすがのピッチング、N出クンも立ち直りピンチはあったものの要所を締めて1対0のまま最終回へ。
何とかあと1点欲しかったのだが、致し方ない。とにかくこのまま終わる事を祈るまでだ。
さすがに緊迫した中、投げ続けてきたN出クンにも疲れの色が出てきている。
故障明けで投げ込み不足なのを考えても限界に近い状態なのは分かっていたのだが、この最終回はN出クン以外には考えれなかった。
ところが、その一人目のバッターに四球を与えてしまう。
これも最終回という場面での気持ちの問題なのだが、全く嫌なランナーを出してしまった。
その後、2死はとったもののランナーは三塁まで進み、バッターは複数のチームで一番を打たれている、とびっきりの俊足Aさんだ。
この場面では全く嫌なバッターだ。普通の内野ゴロでも間一髪アウトに出来るかどうかの俊足。もしボテボテのゴロなら間違いなく一塁セーフ。
誰もが息を呑んで見ていた打球はショート真正面のゴロ。
本日のショートは某高校野球部元主将、現役に一番近いT柳クン。スナイパーズに入ってからはこの日が初めての公式戦だったはずだ。
T柳クンが前進してきて素早く送球し、間一髪だったが判定はアウト!
T柳クン、この場面で最高のプレーをしたね。
この試合の表向きのMVPはN出クンで間違いないが、みんな少し忘れがちだが、わたくしはあの最後のショートゴロを見事にさばいたT柳クンのプレーも同じ位の価値があったと思います。ナイスプレーだ!
これで試合終了!
見ている者の体には悪かったが、1対0の見事な勝利!!
初回のチャンスに得点をしたスナイパーズとその裏の大ピンチを無失点で乗り切った事が、結局この試合の全てだったんじゃないかな!?
みんな良く守ったし、エースN出クンも故障明けながら故障前より球が走っていたね!
ベンチも声だしキャプテンNI村クンを中心に良く声が出ていた。
まさしく、チームの勝利だった。
さあ、いよいよ決勝戦だ!
ん!!!!!
まさか!?
この展開は……
またまた春季大会と同じやないかい!
前回のボヤキにも書いた通り、春季大会も準決勝のバイパース戦で勝利はしたもののかなりの消耗戦となり決勝では悔しい敗戦となった。
今日もバイパース戦に全部出してしまってるやんか!
しかもこの疲労感。
さらに、休憩はほぼ無しで2試合をこなし、決勝もなるべく早くやりたいとの事。
参ったね。こりゃあいよいよ春季大会の雪辱戦だ。
という訳で、決勝の相手は別の会場で行われていたブロックから勝ち上がった、トリックスターさんだ。
若くて勢いがありそうなチームだ。
疲れたなんて言ってられない!ここまできたら優勝あるのみだ!
少し長くなってきたので、決勝の模様は次回ボヤキにて。 |
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